学会からのお知らせ

日本庭園学会オンラインセミナー 2026秋 庭と園に学ぶ ~日本の庭園に関する本と著者Ⅱ~

2026.7.15
学会からのお知らせ

日本庭園学会では、春秋2回の研究大会に合わせて、その前に日本庭園学会オンラインセミナーを開催テーマに関連した主旨にて実施しています。昨年の「日本庭園学会オンラインセミナー2025秋」では、話題の著作物をメインにすえました。続く2026秋も近年刊行された庭に関する本の著者を迎えてのセミナーです。著作に至る話、著作では語られない話、著作を通じて強調したいこと等々を予定しています。今回は、特に「庭づくり」「庭のひろがり」を主題としてシリーズ構成しました。
 庭づくりの話は、「庭のかたちが生まれるとき」の話をスタートに、「作者の想いからデザイン」へと展開し、そして、つくり上げた庭の「フォスタリング」へと続きます。フォスタリングは聞きなれない言葉かもしれませんが、「育てあげる」というような意味です。途中に秋企画の庭園見学会に因んだ回(10月19日)を設けています。そして最終回に向けての2回は「庭園とは単なる景観ではなく、人と自然と文化を結びつける空間である」、「この地球全体をひとつの庭とみなす」という二つの著書を話題にしてご登壇いただきます。
 皆さんとともに、庭とは何か、庭づくりとは何か、庭・庭づくりに込めた人の想いは?庭をつかう・楽しむことの現在は? 庭のひろがりは? 今回のシリーズも初回からすべての回の聴講をお勧めします。

参加概要

【参加費】無料

【定員】300人 日本庭園学会の会員でない方でも参加できます。

【参加登録】開催期間内であればいつでも登録可能。一度の参加登録で全ての回を聴講可能。
申込フォームはこちら
Form 利用できない方は、①お名前 ②ご所属 ③ メールアドレス ④会員 / 非会員 を記載の上、日本庭園学会オンラインセミナー事務局までご連絡ください。
※事前登録者のうち、学会員限定で後日に見逃し配信を実施(半年程度)。この機会に学会入会のご検討をお願いいたします。
問い合わせ先:日本庭園学会オンラインセミナー担当(teienzoom@gmail.com)
日本庭園学会への入会手続きhttps://www.jgarden1992.jp/member/

【プログラム】

09月28日(月)18:00~19:30
庭のかたちが生まれるとき 庭園の詩学と庭師の知恵
山内 朋樹 氏 [京都教育大学 教育学部教授・庭師]
大学にて研究・教育を担う美学者であり、また同時に庭師でもある著者が、京都府福知山市の観音寺での作庭現場のフィールドワークを通じて、庭の造形や庭師の知恵を探求した新感覚の庭園論です。 現場での気づきと昇華された美の構成について「庭」から語ります。

10月05日(月)18:00~19:30
今読み解く日本の庭園 作者の想いからデザインまで
戸田 芳樹 氏 [㈱戸田芳樹風景計画 会長]
野村 勘治 氏[野村庭園研究所長・京都林泉協会長]
著者二人が登壇し、龍安寺や小石川後楽園などの名園を題材に、作庭者の意図や時代背景を解説します。 この著はコラムや用語解説も充実しており、また図版にも魅了されます。実際に庭を訪れながら、この本を読むと庭を観ることが何倍も楽しくなります。お二人のトークも軽快です。

10月19日(月)18:00~19:30
江戸大名庭園は挑む ~「名園」の復活そして都市庭園の未来
菊池 正芳 氏[公益財団法人 東京都慰霊協会 常務理事]
元東京都職員かつ造園学研究に勤しむ著者が都市における「みどりの空間」の大切さ、戦後荒廃が進んだ大名庭園復活への道のり、復元の苦労、未来に向けた取り組みを描きます。 また、浜離宮恩賜庭園の修復整備に関わる様々なエピソードが語られます。

10月26日(月)18:00~19:30
日本庭園のフォスタリング:こころとわざの継承と創造
加藤 友規 氏 [京都芸術大学大学院芸術研究科教授・植彌加藤造園株式会社社長]
江戸時代から京都にて代々続く植彌加藤造園。そこでは手入れ、維持管理など庭の景色をはぐくむ全ての営みを「フォスタリング」と呼びます。無鄰菴や對龍山荘などでの事例を紹介しながら、その概念を説明します。 大学で研究・教育も担当する著者が、わかりやすく語ります。

11月02日(月)18:00~19:30
庭園をめぐる交流とジェンダー
橘 セツ 氏[関西国際大学経営学部教授]
異文化の出会いが「庭」を変える。20世紀のイングリッシュガーデンと日本庭園の歴史的な交錯に注目し、庭園における文化交流・再創造の過程を、女性庭師、女性地主、造園家、庭園著述家のライフヒストリーを通じて多面的に描写した。 その内容と、文字にできなかった庭・交流・ジェンダーを語ります。

11月12日(木)18:00~19:30
庭師と旅人ー 「動いている庭」から「第三風景」へ
エマニュエル・マレス 氏[京都産業大学文化学部准教授]
この地球全体をひとつの庭とみなす、フランスの庭師ジル・クレマン。地球を庭に、そして人類を庭師とみなすことで、クレマンは激変する現在の地球環境をめぐって新たな思想を紡いでいきます。彼の思想と、同じフランスから日本に来た著者の「庭」と「庭を取りまく人々」への想いを語ります。

本事業は公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会の助成を受けて実施します。

【関連情報】

日本庭園学会では、下記のイベントでも参加者募集中です。詳細は各事業のページをご覧ください。

10月24日(土)庭園見学会「浜離宮恩賜庭園・旧芝離宮庭園」

11月14日(土)-15日(日)日本庭園学会関西大会(京都・滋賀)